Fintech企業は、新たなAI規制ではなく、より良いガイダンスを求めていることが明らかになりました。Innovate Financeの新しい政策論文によると、英国の金融サービス企業の75%がすでにAIを導入しており、2年前の58%から増加しています。さらに10%の企業が今後3年以内にAIを導入する予定であり、その利用は急速に拡大しています。
AIの主な利用事例
AIの一般的な利用事例としては、以下が挙げられます。
- 詐欺検知
- アンチマネーロンダリング
- サイバーセキュリティ
- バックオフィス業務の自動化
企業の約41%がAIを内部プロセスの効率化に、37%がサイバーセキュリティに、33%が詐欺検知の改善に利用していると報告されています。AIの導入は、運用部門やIT部門で最も進んでおり、次いでリテールバンキングと保険業界が続いています。
規制に関する明確なガイダンスの必要性
Innovate Financeの「人工知能:英国金融の可能性を解き放つ」と題された論文では、先進的なモデルへの関心が高まっており、いわゆる「基盤モデル」がAI利用事例の17%を占めていることが指摘されています。
しかし、技術的な能力が向上している一方で、企業、特に中小企業は、顧客対応の役割でAIツールを展開する際に、規制上の境界線がどこにあるのかについて、より明確なガイダンスを求めています。
新たな規制ではなく、既存フレームワークの適用と実用的な支援
論文は、新たな規則を求めるのではなく、金融行動監視機構(FCA)の既存の枠組み(消費者義務など)を適用する現在のアプローチを支持しています。
しかし、規制当局に対し、より実用的な支援を提供するよう求めています。具体的には、以下の点が挙げられています。
- AIの準拠した利用例の明確化
- イノベーションに対するより目に見える支援
- Digital Regulation Cooperation ForumのAI Hubのようなリソースへのより良い案内
また、Innovate Financeは、セクター全体でのAI導入を支援するために、スマートデータインフラ、デジタルID、ブロックチェーン規制、詐欺防止のためのデータ共有を網羅する完全な「英国金融テクノロジースタック」の開発を含む、より広範な政策措置を提言しています。
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ソース元:
No New AI Rules Needed, Just Better Guidance, Says Innovate Finance | The Fintech Times


